産業保健師とは、企業に勤めている専属の保健師のことです。大手企業などで採用していることがあります。その企業の従業員の健康管理を勤めることが主な仕事内容です。例えば、大きな工場でライン作業をしている場合、たった一人の健康状態が優れず一人が抜けてしまうだけでも、工場の流れが止まってしまうことがあります。これはその企業にとって大損害です。このような状況にならないようにするためにも、産業保健師が従業員の健康状態を常に把握し、健康維持に努められるようなアドバイスをしていくことになります。

 

従業員が何かしら健康状態に不安がある場合なども、産業保健師は相談に乗ることができます。いち早く悪い病気の症状に気付くことができれば、大きなことにならずに済むため、従業員との信頼関係を築けるようにすることも大事です。

 

それから、最近とても問題視されていることの一つに精神的なものが挙げられます。産業保健師は従業員のメンタルヘルスもケアすることが求められるようになってきています。